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「ピックルボールを始めたいけど、まず何を買えばいい?」という質問に対して、最初にして最も重要な答えがパドル選びです。ゴルフクラブや野球グローブと同様、使う道具が上達スピードと楽しさに直結します。しかし国内外のパドルは現在数百種類以上存在し、初心者が正しい1本を選ぶのは至難の業。この記事では、パドル選びの本質的な知識と、2026年現在も初心者に強く推奨できる5モデルを予算別にご紹介します。
パドルの重量は「軽すぎず重すぎず」が大原則です。
軽量パドル(220g以下)
中量パドル(245〜270g)
重量パドル(270g以上)
初心者へのアドバイス: 最初は245〜265gの中量パドルを選んでください。重すぎると疲れて練習が続かず、軽すぎると「打った感覚」がわかりにくくなります。
パドルの芯(コア)の厚さは、現代のパドル選びで最も重要な指標のひとつです。
薄いコア(13mm以下)
16mm厚コア
厚いコア(19mm以上)
2026年時点では16mmコアが業界標準として確立されており、初心者のファーストパドルとして最も適しています。
パドルの形状には主に2種類あります。
ワイドボディ型
エロンゲーテッド(細長)型
初心者はワイドボディ一択です。エロンゲーテッドは中上級者が「もっとリーチが欲しい」「スピンを磨きたい」と感じてから検討しましょう。
価格帯:2,000〜4,000円(セット購入なら1,500円前後)
日本でピックルボールを始める人が最初に出会うブランドのひとつがFranklinです。米国最大の学校体育向けピックルボールセットに採用されており、初心者入門として世界中で使われています。
こんな人におすすめ:「まず道具を揃えてどんなスポーツか体験したい」「家族や友人と気軽に始めたい」
注意点: この価格帯のパドルは1〜2ヶ月で表面が劣化することがあります。「気に入ったら次の1本」という位置付けで使いましょう。
価格帯:4,000〜6,500円
テニスラケットで世界的に知られるHEADが展開するピックルボールライン。テニス経験者に特に人気が高く、グリップ感とフレームバランスがテニスラケットに近い設計になっています。
こんな人におすすめ: テニス経験者が転向する際の最初の1本。テニスのガットに相当する部分の打感が馴染みやすく、「ピックルボール専用の感覚」を短期間で習得できます。
価格帯:6,000〜9,000円
北米のピックルボール専門ブランドONIXが誇る、20年以上のロングセラーモデル。「Z5」は初心者向けパドルの代名詞とも言える存在で、米国USAピックルボール協会の公認パドルにも名を連ねています。
こんな人におすすめ: 「長く使える1本が欲しい」「コントロール重視で上達したい」「予算を少し上げてもいいものを選びたい」
ポイント: Z5はグラファイト面の摩擦でスピンがかかりやすい設計。ディンクの精度が上がりやすいため、「コントロールが苦手」という初心者に特に向いています。
価格帯:7,000〜10,000円
Selkirkはピックルボール専門ブランドの中でも品質への評価が特に高く、「プロも使うブランドの入門モデル」として人気を集めています。SLK Evoシリーズはそのエントリーラインですが、上位モデルの技術を受け継いだ本格仕様です。
こんな人におすすめ: 「最初から本格的な1本を使いたい」「中上級者になっても買い替えずに使いたい」。初心者には少し高めですが、1〜2年使い続けられる耐久性があるため、長期的に見るとコスパが高い。
選択のヒント: SLK Evoにはコントロール重視の「Soft」と若干パワーが出る「Hard」の2タイプがあります。初心者にはSoftが推奨。
価格帯:中古なら5,000〜8,000円
世界ランキング1位・ベン・ジョンズ選手のシグネチャーモデルとして発売されたこのパドルは、2023〜2024年に最も話題になったモデルのひとつです。現行の最新モデルは15,000円超ですが、旧モデルや中古品を状態確認のうえで購入すると、初心者にとって非常に優秀な1本になります。
こんな人におすすめ: 「プロが使うパドルで練習したい」「コミュニティでシェアしている人から購入できる」。国内外のコミュニティではパドルの貸し借りや中古売買が活発で、信頼できる相手から購入する前提で検討してみてください。
| 状況 | おすすめパドル |
|---|---|
| まず体験してみたい | Franklin Sports |
| テニスから転向・グリップ感重視 | HEAD Radical Elite |
| コントロール重視で長く使いたい | ONIX Z5 Graphite |
| 本格派志向・上達後も使える1本 | Selkirk SLK Evo |
| プロモデルの打感を体験したい | JOOLA Hyperion(中古) |
ピックルボール専用ボール(必須) 屋内用(穴26個・重め)と屋外用(穴40個・軽め)があります。初心者はまず屋内ボールのFranklin X-40か、屋外用のDura Fast 40を試してみてください。価格は1個300〜600円程度です。
グリップテープ(任意) パドルのグリップが細い・太い・滑る場合は、テニス用のオーバーグリップをそのまま巻けます。100〜300円で使い心地が劇的に改善します。
グリップサイズの確認: パドルの標準グリップは4インチ(約10.2cm)が多く、手の大きい方は4.25インチを選ぶか、グリップテープで調整しましょう。
パドル選びに時間をかけすぎる初心者を多く見かけますが、最初の1本はとにかく「コートに持っていける1本」で十分です。上達するにつれて「もっとスピンが欲しい」「もう少し軽くしたい」という自分の好みが明確になり、その時点で真剣に次のパドルを選べばいい。最初の段階では、この記事で紹介した5本のどれを選んでも後悔しない品質です。まず買って、まずコートに立つことが最速の上達法です。