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スポーツの世界でオフシーズンといえば移籍情報が飛び交う季節だが、2025年末から2026年初頭にかけてのプロピックルボール界は、その言葉がそのまま当てはまるほど激しい動きを見せたと報じられている。長年のスポンサー契約を終了し新天地を目指す選手、第一線から離れる決断をした選手——世界トップクラスのプレーヤーたちのパドル・スポンサー事情が大きく塗り替えられた。
この移籍ラッシュは単なる個人の契約問題にとどまらない。パドルブランドの競争が激化し、新興ブランドが実力派プレーヤーとの契約を積極的に獲得することで、道具市場全体の地殻変動が起きているとされる。日本のプレーヤーにとっても「どのパドルブランドが今旬か」を知る上で、プロの動向は重要な参考情報となる。
なお本記事の移籍情報には、契約終了は報じられているものの移籍先がまだ公式発表されていないケースが含まれる。確度の異なる情報が混在するため、各項目では「発表済み」「未発表」「報じられている」といった確度を明示しながら整理する。
まず全体像を把握できるよう、本記事で扱う動きを表にまとめる。移籍先の欄は、公式発表の有無を明記している。
| 選手 | 旧スポンサー | 新スポンサー | 確度 |
|---|---|---|---|
| JW Johnson | Franklin | 未発表 | 契約終了は報道、移籍先は未発表 |
| Jorja Johnson | Franklin | 未発表 | 契約終了は報道、移籍先は未発表 |
| Riley Newman | ProXR | Paddletek | 移籍と報じられている |
| Dekel Bar | JOOLA | 11SIX24 | 移籍と報じられている |
| Dylan Frazier | Selkirk | Volair | 移籍と報じられている |
| Matt Wright | ONIX | Warp系ブランド | 移籍と報じられている(ブランド名は後述) |
| Thomas Wilson | CRBN | 未発表 | 契約終了は報道、移籍先は未発表 |
| Vivienne David | — | (現役引退) | 引退と報じられている |
以下、それぞれの動きを詳しく見ていく。
今回の動きの中で最も注目を集めたのが、兄妹ペアとして活躍するJW Johnson(JWジョンソン)とJorja Johnson(ジョルジャ・ジョンソン)が、Franklin Sports(フランクリン・スポーツ)との契約を終了したと報じられたことだ。
Franklinはピックルボール関連用品の大手として知られ、ブランド認知度は高い。同社はパドル部門でもトップ選手との契約に力を入れてきたとされ、Johnson兄妹の離脱は注目を集めた。
移籍先は未発表 本記事執筆時点では、両名の次のスポンサー先は公式にアナウンスされていない。複数のパドルブランドが獲得を競っているとも伝えられており、業界では「どこが獲得するか」が話題になっている。JW Johnsonは男子の上位ランカーとして知られる実力者であり、どのブランドが彼と契約するかは、そのブランドの市場での立ち位置に影響しうると見られている。なお、ここで挙げた移籍先候補はあくまで未確定であり、断定はできない。
注目ポイント
ダブルスの名手として知られるRiley Newman(ライリー・ニューマン)が、ProXRからPaddletekへ移籍したと報じられている。
ProXRは独自のグリップシステムで差別化を図ってきたブランドとされ、ニューマンの移籍はより伝統的な打感を求めた選択だと伝えられている。移籍の詳細な背景は公式に語られていない部分もあるため、ここでは断定を避ける。
| 比較項目 | ProXR | Paddletek |
|---|---|---|
| ブランド特性 | 独自グリップ・革新的素材 | 堅実な品質・伝統的設計 |
| 市場での位置づけ | チャレンジャーブランド | 実績のあるブランド |
| プレーヤー契約 | 移行期 | 強化中とされる |
イスラエル出身のDekel Bar(デケル・バー)がJOOLAとの契約を終了し、11SIX24(イレブンシックスツーフォー)という比較的新しいブランドへ移籍したと報じられている。
11SIX24はここ数年で知名度を上げているブランドで、カーボンファイバー素材を活用したパドル設計が特徴とされる。Barはアグレッシブな攻撃とハードヒットを武器とするスタイルで知られており、11SIX24のパドル特性との相性が注目されている。
JOOLAにとっては主力契約選手の一人を失う形となるが、同ブランドは引き続き多数のトップ選手との契約を維持しているとされ、業界内での影響力は大きいままと見られる。
若手の有望株として台頭しているDylan Frazier(ディラン・フレイジャー)が、人気ブランドSelkirkを離れてVolair(ヴォレア)に移籍したと報じられ、驚きをもって受け止められた。
Selkirkはピックルボール専業ブランドの中でも知名度の高いブランドのひとつで、若手有望株との契約は通常長期にわたるとされる。それでも移籍に至った背景としては、ブランドアンバサダーとしての活動の自由度などが伝えられているが、契約条件の詳細は公表されていないため断定はしない。
Volairは比較的新しいブランドだが、パドルのデザイン性・カスタマイズ性で若い世代を中心にファンを獲得しているとされる。Frazierのような注目選手との契約は、ブランド認知を押し上げる効果が期待される。
ベテランのMatt Wright(マット・ライト)が、ONIXからパドルブランドへ移籍したと報じられている。移籍先は「Warp」を冠するブランドと伝えられているが、正式なブランド表記について確証が取れないため、本記事では一般表記にとどめ、特定の固有名詞は断定しない。当該ブランドは「物理的に最適化されたパドル設計」を打ち出している独特のポジショニングのブランドとされる。
ライトは長年ダブルスで活躍してきたベテランで、キャリアの一段階としてブランドアンバサダー的な活動へ軸足を移す動きとも読める。新興ブランドにとって、実績あるベテランの名前を得る意味は大きいと考えられる。
CRBN(カーボン)は近年成長したブランドとされ、Thomas Wilson(トーマス・ウィルソン)との契約は同ブランドを象徴する存在だった。しかし2025年末にウィルソンとの契約が終了したと報じられた。次の所属先は未発表で、複数ブランドとの交渉が進んでいるとも伝えられるが、現時点で確定情報はない。
CRBNはウィルソン離脱後も他のプロ選手との契約強化で対応しているとされ、ブランドとしての成長路線は維持していると見られる。
今回の一連のニュースの中で、最もセンチメンタルなものがVivienne David(ヴィヴィアン・デイヴィッド)の現役引退だ。女子のエリートプレーヤーとして活躍した彼女が、スポンサー移籍ではなく競技からの引退を選んだと報じられている。
引退の理由は詳細には語られていないが、トップレベルのパフォーマンスを維持し続けることの肉体的・精神的な負荷に向き合った末の決断として、業界全体が尊重をもって受け止めているとされる。彼女の引退は、プロピックルボール界の「一つの時代の節目」を象徴する出来事とも言える。
海外プロの移籍情報は、単なる「業界ゴシップ」ではない。どのブランドがトッププロに選ばれているかは、そのブランドのパドル品質・技術革新・アスリートサポートの一つの指標と見ることもできる。ただし、契約には金銭面など外からは見えない要素も多いため、「トップが使う=自分に最適」とは限らない点には注意したい。
パドル選びの参考として
最新情報の追い方 プロ選手のSNS(特にInstagramやYouTube)は、移籍・新スポンサー情報の一次ソースになりやすい。気になる選手をフォローしておくと、契約発表や新パドルのレビュー動画を早めにキャッチできる。なお、本記事で「未発表」とした移籍先は、各選手・ブランドの公式発表で随時確定していくため、最終的な情報は一次ソースで確認することをおすすめする。
2025-2026シーズンのスポンサー移籍ラッシュは、プロピックルボール界が本格的なビジネスとして成熟してきた証拠とも言える。選手が単なる「ユーザー」ではなく「ブランドの顔」として選択肢を持ち、戦略的な判断を下すようになってきた。
一方で、現時点では移籍先が未発表の選手も多く、報道ベースの情報が中心であることは改めて強調しておきたい。確定情報と未確定情報を切り分けて受け取ることが、こうしたニュースを楽しむうえで大切だ。
ピックルボールファンにとって、この動きを追うこと自体が観戦の楽しみの一部だ。2026年シーズンが本格化するにつれ、JW JohnsonやThomas Wilsonの新スポンサー発表も相次ぐと見られている。最新情報をキャッチしながら、お気に入りの選手とブランドを応援しよう。