表面の汚れを落とそうとして、コーティングまで削ってしまう。グリップの滑りを、パドル全体の寿命だと思って買い替える。こうした判断を避けるには、打球面とグリップを分け、機種に合う手入れを確認することが大切です。
この記事は、パドルを長く使いたい人、カーボン製パドルの清掃方法が分からない人向けです。実機の劣化診断や、一定年数使えるという保証を行う記事ではありません。
最初にメーカーの機種別案内を見る
ローカーボンの打球面、塗装・コーティングされた面、グラスファイバーなどでは、許可されている清掃方法が違う場合があります。同じブランドでも、別シリーズ向けの案内をそのまま使わないでください。
Selkirkのケアガイドにも、打球面の清掃と保管の注意があります。自分の機種の素材・清掃用品の適用対象・保証条件を、購入時の説明と公式ページで確認しましょう。
表面の汚れは、強く削る前に確認する
ボールの付着物が見えても、研磨剤、溶剤、硬いブラシを自己判断で使うのは避けます。表面の処理を変えてしまうと、性能や競技用としての適合にも関わる可能性があります。
専用クリーナーやパドル用の清掃ブロックも、対応する面にだけ使います。「消しゴム」「メラミンスポンジ」という一般名が同じ働きを意味するわけではありません。湿らせるか、洗剤を使えるかも、その製品の案内に従います。
グリップが滑るときは、原因を分ける
| 状態 | まず確認すること |
|---|---|
| 汗で滑る | 休憩中の拭き取りと、握り方・グリップ材 |
| 表面が傷んだ | オーバーグリップか元グリップか、交換可能な部分 |
| 太さが合わない | 重ね巻きで太さがどう変わったか |
| 握りすぎる | 球を打たない時間も強く握っていないか |
交換時は、古いグリップを外す前に巻き方向と固定方法を見ておくと戻しやすくなります。オーバーグリップと元グリップは役割が違うため、剥がす部分を誤らないようにしましょう。
保管は、高温・湿気・押しつぶしを避ける
濡れた道具はメーカーの方法で乾かし、熱がこもる車内や直射日光の下へ長時間置かないようにします。バッグの中で重い荷物に押される状態も避け、打球面を保護するカバーを使用します。
異音・変形・破損を感じたら
エッジの剥がれ、打球面の変形、普段と違う音などがある場合は、販売店・メーカーへ症状を伝えます。内部の剥離やコアの状態は見た目だけでは断定できません。接着剤を流し込む自己修理を、すべての機種に共通する対処として勧めることもできません。
