テニス経験があると、ボールを相手コートへ返す感覚はつかみやすいかもしれません。ただし、サーブ後すぐにネットへ出る動きや、ネット際のボレーにはピックルボール独自のルールがあります。最初に「共通点」と「やり直す動き」を整理しましょう。
コートと道具の違い
| 項目 | テニス | ピックルボール |
|---|---|---|
| コート全長 | 23.77m | 約13.41m(44フィート) |
| コート幅 | シングルス8.23m、ダブルス10.97m | 約6.10m(20フィート)、単複共通 |
| ネット中央 | 0.914m | 約0.864m(34インチ) |
| 打球用具 | ストリングを張ったラケット | 板状のパドル |
| ボール | フェルトで覆われたボール | 穴のあるプラスチック球 |
数字は競技コートのライン寸法です。安全にプレーするための周囲の余白を含んだ施設面積ではありません。テニスの単複で幅が異なるため、単に「半分のコート」と表現すると比較が曖昧になります。
サーブのルールを切り替える
USA Pickleballの通常ルールには、ボレーサーブとドロップサーブがあります。ボレーサーブには腕の振り、打点、パドルと手首の位置に条件があります。ドロップサーブではこの3条件が適用されないため、「アンダーハンドだけ」とまとめず、採用ルールと手順を確認しましょう。プロツアーを含む大会では大会要項を優先します。
サーブ&ボレーを急がない
サーブを受ける側はバウンドを待って返球し、そのリターンを受けるサーブ側もバウンドを待ちます。この両側一回ずつのバウンドの後に、ボレーが可能になります。
テニスでサービス後に前へ出る習慣がある人は、返ってきたリターンをボレーしないことが最初の注意点です。バウンドを待てる位置で構えてから、次の展開を作ります。
ネット前にはキッチンがある
ネットの両側7フィートがノンボレーゾーン、通称キッチンです。ボレー時のゾーン・ライン接触は反則で、打った勢いで入る場合も対象になります。キッチンへ入ること自体がいつでも禁止されるわけではありません。
初回の練習は、3場面に絞る
- 対角へ入れるサーブと、バウンドを待つリターン。
- サーブ側がリターンのバウンドを待って返す3球目。
- ネット前の短いラリーと、ボレー時の足の位置。
これは編集部の練習提案です。特定の打法で必ず上達するという実測結果ではありません。実際の説明を受けたい人は施設・体験会を探し、道具は初心者のパドル選びから比較できます。テニスの経験を練習にどう生かすかは経験者別の転向ガイド、バドミントン・卓球も含めた比較は四つのラケットスポーツの比較へ。
