マレーシアへの赴任が決まると、「働くにはどのビザが必要?」「会社に何を聞けばいい?」と戸惑いますよね。
まずは会社の人事・赴任担当者に、あなたの仕事内容に合う就労資格と申請の進め方を確認するところからでOKです。
この記事では、Employment Passの申請前に確認したい5項目を整理します。これから来るあなたが、会社との打ち合わせに使えるチェックリストです。
そもそもEmployment Passとは?
Employment Pass(エンプロイメント・パス、略してEP)は、マレーシアの会社で外国人が働く際に使われる就労許可の一つとされています。日本語では「就労ビザ」と呼ばれることもありますが、この記事では本人が働くための資格に焦点を当てます。
駐在という呼び方だけで、申請する資格が決まるとは限りません。雇用先や業務内容などによって扱いが異なる可能性があるため、会社に確認してください。帯同家族の滞在資格やMM2Hについても、本人の就労資格とは分けて確認するのがよさそうです。
制度や申請条件は変更されることがあります。この記事は準備のための整理として使い、最新情報はマレーシア入国管理局などの公式機関と、会社の申請担当者に確認してください。
申請前に会社へ確認したい5項目
- 1自分に合う就労資格と申請条件
- 2申請担当者と本人の作業範囲
- 3必要書類と提出期限
- 4渡航日と就労開始日の判断
- 5有効期間・更新・費用負担
1.自分の仕事内容でEPを申請するの?
最初に聞きたいのは、「今回の赴任では、どの就労資格を申請する予定ですか?」ということ。EPを予定している場合は、申請する区分と、その条件を会社が確認しているかも聞きましょう。区分とは、条件に応じた申請上の分類のことです。
- ●申請上の雇用先はどの会社になるか
- ●職務内容・役職・勤務地はどう記載するか
- ●給与条件はどの金額・通貨を基準に確認するか
給与の基準や認められる期間などは、最新の制度で確認が必要です。過去に赴任した同僚の条件を、そのまま自分に当てはめないようにしましょう。
2.誰が申請を進め、本人は何をするの?
「会社が手配します」と聞いていても、本人が書類を集める場面はありそうです。窓口になる担当者を決めてもらい、自分が動く範囲を先に整理しておくと、連絡の行き違いを減らせます。
- ●問い合わせ先と、担当者不在時の連絡先
- ●本人が提出するものと、会社側で用意するもの
- ●進捗を知らせてもらうタイミング
「次に誰が何をするか」をメールで残しておくと、追加書類の依頼が来たときにも確認しやすくなります。
3.必要書類は、どの形式でいつまでに出すの?
マレーシアの就労ビザの必要書類を検索すると、さまざまな一覧が出てきます。ただし、申請先や本人の状況によって求められるものが異なる可能性があります。まず会社から、今回の申請用の最新リストをもらいましょう。
- ●パスポートの写しや顔写真の指定
- ●雇用契約書・学歴証明・職歴資料などの要否
- ●英訳や認証の要否、原本が必要かどうか
- ●提出期限と、パスポートの残存有効期間の条件
これは確認候補で、全員に同じ書類が必要という意味ではありません。翻訳などを自分で手配する前に、指定形式と費用負担を聞いておくと、作り直しを避けやすくなります。
4.いつ渡航できて、いつから働けるの?
赴任準備では、渡航日と就労開始日を分けて確認するのが大切です。「申請済み」「承認済み」「就労開始が可能な状態」を同じ意味で捉えず、自分がどの段階にいるか会社に確認しましょう。具体的な扱いは、公式機関の最新案内との照合が必要です。
- ●今回の申請では、どの段階で渡航する予定か
- ●入国前後に残る手続きがあるか
- ●就労開始の判断を誰が確認して知らせるか
- ●予定が遅れた場合、航空券や仮住まいをどう調整するか
短期滞在で入国できることを、働き始めてよい根拠にしないようにしましょう。日程が未確定なら、予約変更の条件も確認しておくと安心です。
5.有効期間・更新・費用はどうなるの?
申請時だけでなく、赴任後の管理も確認しておきたいところです。就労資格の有効期間や更新の扱いは、認められた内容と最新条件を確認してください。赴任予定の期間と同じになるとは決めつけないほうがよさそうです。
- ●有効期限を誰が管理し、いつ更新の確認を始めるか
- ●申請・翻訳・代行などの費用を誰が負担するか
- ●役職や雇用先の変更、帰任時にどんな確認が必要か
費用を本人が一時的に立て替える場合は、精算方法も聞いておきましょう。金額は会社から今回の見積もりをもらうと、準備する予算が見えやすくなります。
初心者がつまずくポイントは?
迷いやすいのは、「以前の赴任者と同じでよいはず」と考えてしまうこと。古いブログや同僚の経験談は、質問を考える材料にはなりますが、今回の申請条件を判断する根拠にはしないようにしましょう。
担当者には「この案内はいつ時点のものですか?」「公式のどの案内に基づいていますか?」と聞くと、確認すべき情報が具体的になります。回答はメールなどで残し、不明点は渡航前に整理しておくのがおすすめです。
制度変更など動きのある話題は、マレーシア生活情報局のニュースでも確認のきっかけを探せます。申請の判断に使う最新条件は、マレーシア入国管理局などの公式機関で確認してください。
まとめ
- ●まず会社に、自分に合う就労資格と申請担当者を確認する。
- ●必要書類は今回の申請用リストで確認し、渡航日と就労開始日を分けて整理する。
- ●有効期間・更新・費用負担まで聞き、制度の最新条件は公式機関で確認する。
この5項目を、次の人事担当者との打ち合わせに持っていってください。回答と未確認の項目をメモしておくと、次に確認することを整理しやすくなります。
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この記事はnote「クアラルンプールくらし便り」でも公開しています。
