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ニュース・プロ動向公開: 2026/8/18schedule5分で読めます

台湾に新プロリーグ「AEPL」8月29日開幕 ― 5チームで全8戦・総賞金100万台湾ドル、アンバサダーは俳優のジミー・リン

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台湾で新しいプロピックルボールリーグ「AEPL(Asia Elite Pickleball League/亞洲菁英匹克球聯盟)」が動き出す。2026年8月17日に台北駅で開かれた記者会見で、初シーズンを8月29日に開幕すると発表された。5チームが参加し、11月の総決勝まで全8戦を台湾各地で戦う。アンバサダーには、日本でも知られる俳優の林志穎(ジミー・リン)さんが就任した。

開幕は8月29〜30日、台中駅の空中廊道

中央社(CNA)によると、開幕戦は8月29日・30日の2日間、台中駅の空中廊道(高架の遊歩道)に設けられたコートで行われる。CNAの英語版はこの会場を、台中駅そばの「1908 Taichung Green Corridor」内のピックルボール施設と表記している。

初シーズンは8月から11月にかけて、台北・新北(双北)、桃園、宜蘭、新竹、台中、台南、高雄などで全8戦を開催する計画で、11月に総決勝が行われる。聯合新聞網は、2戦目の会場として高雄の駁二芸術特区が予定されていると報じた。

参加は5チーム、6チーム目も協議中

初年度に参加が確定しているのは次の5チーム。

  • 尚騰集団(Grand Launch Group)
  • 桃園雲豹(Taoyuan Leopards)
  • Ahhh
  • 蘆沐(Team Lumu)
  • 富瑞特科技(Furete Tech)

自由時報によると、各チームの登録選手は6〜10人。AEPLの張智維(Chang Chih-wei)CEOは、台中を本拠とする6チーム目の参加についても協議中だと述べた。

張CEOは会見で、リーグの核心的な目標は「質の高い試合と、競技としての強度を備えたプロの舞台」をつくることだと述べた(中央社)。CNA英語版は、リーグ設立の背景について張CEOが「近年、台湾やアジア各地でピックルボールの人気が高まっていることに応えるもの」と説明したと伝えている。

プロバスケットボールのクラブが参入、15歳の選手も

参加5チームのうち桃園雲豹は、台湾のプロバスケットボールリーグTPBLで活動するクラブが母体だ。バスケットボール側の運営責任者である張建偉(英語表記 Johnny Chang)氏が、ピックルボール部門の立ち上げを進めた。自由時報は、張氏自身が8歳の娘とともにプレーしていると伝えている。

同チームには、リーグ最年少となる15歳の邱子恩選手が名を連ねる。CNA英語版によると、邱選手は同級生に誘われてピックルボールを始めた一方、6年続けてきたテニスも並行して続けていく考えだという。

既存のプロスポーツクラブがピックルボール部門を立ち上げる形は、企業がチームオーナーとなる日本の「PX LEAGUE」(10月開幕予定・本サイト既報)とも重なる、アジアでのリーグ立ち上げの一つのパターンといえる。

総賞金は100万台湾ドル、2027年はシンガポール・マレーシア勢の招致も視野

初シーズンの総賞金は100万台湾ドル(CNA英語版の換算で約3万1,419米ドル)。8戦それぞれに賞金が設定され、総決勝にも別途賞金が用意される。

張CEOは、来季(2027年シーズン)にシンガポール、マレーシア、香港、マカオのチームを招くことを目標に掲げていると述べた。リーグ名に「アジア」を冠しているとおり、台湾国内リーグから域内リーグへ広げる構想が最初から置かれている。

リーグ設立時(2026年5月)の会見で張CEOは、台湾にはすでにアジアのプロ大会で戦う実力者がいる一方で、そうした選手が海外に出ていかざるを得ない現状を挙げ、「台湾の実力者が国外に出なくても戦える舞台をつくる」ことを狙いとして説明していた(聯合新聞網)。同じ会見で張CEOは、2026年に台湾でピックルボールに触れる人が120万人に達するとの見通しも示しているが、これはリーグ側による推計であり、行政(教育部体育署)の運動現況調査など第三者の統計で裏づけとなる競技別の数字は確認できなかった。

アンバサダーは俳優のジミー・リン

記者会見には、アンバサダー(賽事大使)に就任した俳優の林志穎(ジミー・リン)さんが出席した。就任は聯合新聞網・自由時報がともに報じている。林さんは台湾・台北出身の俳優・歌手で、レーシングドライバーとしての活動でも知られる。

知名度の高いタレントをアンバサダーに立てることは、競技をまだ知らない層にリーグの存在を届ける狙いとみられる。

日本のプレイヤーから見たポイント

今回の発表で名前が挙がった2027年の招致先はシンガポール・マレーシア・香港・マカオで、日本のチームへの言及はなかった。

一方で、日本でも10月に企業がオーナーとなるプロリーグ「PX LEAGUE」が開幕予定(本サイト既報)で、アジア各地で「自国のプロリーグ」が相次いで立ち上がる局面に入っている。台湾で8月末から11月まで毎月のように試合が行われることになるため、日本から地理的に近い観戦先の選択肢が増えるという意味でも、動向を追っておく価値のあるリーグといえる。


参考: 中央社(CNA、2026年8月17日/記者・黎建忠)、Focus Taiwan(CNA英語版、2026年8月17日/Li Chien-chung・James Lo)、聯合新聞網(2026年8月17日・2026年5月22日/記者・曾思儒)、自由時報 自由體育(2026年8月17日/記者・粘藐云)、Pickleball News Asia(2026年8月18日)。情報は2026年8月18日時点。日程・会場・参加チームは変更される可能性があります。

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