ミズノがピックルボール市場に参入 — パドル・シューズを8月国内発売、1年で売上1億円めざす
ミズノがピックルボール用品市場に参入
総合スポーツ用品大手のミズノは2026年7月10日、ピックルボール用のパドル・シューズ・バッグを8月から日本国内で販売開始すると発表しました。テニスやゴルフで培った技術を投入した本格ラインナップで、急拡大する国内市場に切り込みます。
国内の競技人口は近年急速に拡大しているとされ、大手メーカーの本格参入は、日本のピックルボール市場が「体験フェーズ」から「競技・用具選びのフェーズ」へ移りつつあることを示す動きといえます。
パドルは3モデル構成
発表されたパドルは、プレースタイルや習熟度に応じた3モデルです。
- ACROSTRIKE LX(39,600円)— パワフルなプレースタイル向けの上位モデル
- ACROSPEED SX(31,900円)— 操作性・コントロールを重視したモデル
- CARIBER(16,500円)— エントリー〜中級者向け
上位モデルにはゴルフクラブ開発で培った技術が生かされているとされ、いずれのパドルも米国のUSA Pickleball(USAP)の公認を取得しています。国内主要大会だけでなく、公認基準が求められる場面でも使える仕様です。
シューズは「WAVE STRIKE」
シューズは、テニスシューズ開発の技術を応用した「ウエーブストライク(WAVE STRIKE)」を投入します。価格は16,500円で、男女幅広いサイズ展開となっています。ピックルボールは左右への細かな切り返しが多い競技で、専用設計のフットウェアはケガ予防やパフォーマンス面で選択肢が広がります。
バッグ3種も同時展開
用品を持ち運ぶバッグも3種類を用意します。
- ツアーバックパック 35L(15,400円)
- バックパック 30L(8,250円)
- トートバッグ(6,490円)
パドル・シューズ・バッグを一括して揃えられる構成で、これから競技を本格的に始めるプレイヤーが「まずミズノで一式」と選びやすいラインとなっています。
売上目標は1年で1億円
ミズノは、発売から1年間で国内販売1億円を目標に掲げています。さらに、日本国内での普及に向けて日本ピックルボール協会と普及パートナー契約を結んでおり(2025年10月に締結)、用具供給にとどまらない普及活動への関与も進めています。
日本のプレイヤーにとっての意味
これまで日本で流通するパドルは海外ブランド中心でしたが、国内大手が正規ラインを国内価格・国内サポート体制で投入することで、購入や修理・相談のハードルは下がります。エントリー向けのCARIBER(16,500円)から上位のACROSTRIKE LX(39,600円)まで価格帯が分かれているため、初心者から競技志向のプレイヤーまで、自分のレベルに合わせて選べるのも利点です。
大手メーカーの参入は、それ自体が市場成長のシグナルでもあります。今後、他の国内スポーツブランドの動向にも注目が集まりそうです。
参考: 日本経済新聞、FASHIONSNAP、Impress Watch(いずれも2026年7月10日報道) 情報時点: 2026年7月10日