パドルに認証マークがあっても、出たい大会の部門で使用できるとは限りません。購入前に見る順番は、大会と部門、型番・厚さ、公式リストの現在の状態です。ブランド全体の評判だけで使用可否を決めないようにしましょう。
この記事は、APPやPPAの大会で使う道具を選びたい人向けです。2026年10月6日時点の公式案内を確認し、USAPとUPA-Aの役割と照合方法を整理します。
二つの名称と確認先
USAPはUSA Pickleballです。公認用具は公式のApproved Equipmentデータベースで確認します。UPA-AはUnited Pickleball Association of Americaで、PPA・MLP等の対象イベント向けに認証・試験の案内を公開しています。UPAとUPA-Aの組織名を同じ略語として使わないようにします。
二つの制度には別の試験と認証があります。片方のマークがもう片方を自動的に保証するものではなく、パドルの販売ページで両方が記載されていても、それぞれの該当型番で照合します。
PPAは、プロ・Senior Pro・Juniors・通常アマを分ける
UPA-Aの現行FAQは、対象イベントのプロ部門について2025年9月1日からUPA-A認証を適用していると説明しています。さらにSenior ProとPPA Juniors Divisionsは、2026年8月30日から認証が必要としています。
通常のアマチュア部門では、UPA-A認証のないUSAP公認パドルも認めると案内しています。ただし、これを「すべてのアマ・すべての年代に同じ条件」と読まず、上記の部門例外と当該大会の要項を確認してください。
地域別の移行期限もあります。PPA Europeの公式通知では、現行USAP承認リスト掲載品は2026年12月31日までプロを含む全レベルで使用可能で、プロ部門のUPA-A義務化は2027年1月1日からです。
| 出場先・部門 | 購入前の入口 |
|---|---|
| USAP規則を採用する公認大会 | USAPの用具リストと大会の要項 |
| PPA等の対象プロ部門 | UPA-A認証と大会の部門規定 |
| Senior Pro・PPA Juniors | 2026年8月30日以降の適用と部門規定 |
| PPA等の通常アマ | USAPまたはUPA-Aの該当状態と大会の要項 |
| APP・国内の大会 | 当該大会が採用する用具条件を主催者の要項で確認 |
APPへ出る場合も、PPAのFAQをAPPの規定として代用しません。募集ページ・選手案内を確認し、不明な型番は主催者へ照会します。
試験の数字を、制度の間で流用しない
UPA-AはPEF、RPM、加速した慣らしを含む試験について説明しています。USAPのPBCoRや表面・回転試験は、USAP側の現行資料で確認します。二つの制度に同じ限界値が適用されると、出典なしにまとめることはできません。
NFCや登録アプリの存在も、どの大会でも使えることや、改変が不可能であることの証明にはなりません。
現物とリストを照合する
商品名に加えて、シリーズ、厚さ、形、型番を見ます。別の厚さが公認されていても、購入する仕様にその状態を流用しません。旧製品・中古・在庫品では、販売開始時の認証画像と現在の状態が違う可能性もあるため、購入直前と大会前に再確認します。
パドル一覧の公式出典から照合し、公認終了の過去発表も確認できます。販売先へ進む前に、使用する部門を決めることが最初の一歩です。
