マレーシアの長期滞在ビザ「Malaysia My 2nd Home(MM2H)」は、リタイアメントや海外移住を検討する日本人に最も人気のプログラムです。

2024年の大幅な要件引き上げ以降、2026年現在の最新条件をまとめます。


MM2Hとは?

MM2Hは、マレーシア政府が発行する最長10年間の長期滞在ビザです。就労はできませんが、マレーシアに自由に出入国でき、不動産購入や銀行口座開設が可能です。

MM2Hの主なメリット

  • 🏠 マレーシアでの不動産購入が可能
  • 🏦 マレーシアの銀行口座開設
  • 🚗 マレーシアでの車両購入(免税なし)
  • 📚 子女のインターナショナルスクール入学
  • ✈️ 自由な出入国(滞在義務あり)
  • 💼 50歳以上は週20時間までのパートタイム就労可

2026年の申請条件

カテゴリ別の要件比較

要件Silver(新設)GoldPlatinum
有効期間5年15年20年
月額収入証明RM5,000RM10,000RM40,000
流動資産証明RM150,000RM500,000RM1,000,000
定期預金(FD)RM100,000RM250,000RM500,000
不動産購入下限RM500,000RM500,000RM1,000,000
年間滞在義務60日60日60日
配偶者・子女帯同
家政婦帯同×
⚠️

注意: 上記の金額は2026年2月時点の情報です。最新情報はMM2H公式サイトまたは認定エージェントでご確認ください。


Silverカテゴリ(2025年新設)のメリット

従来のGold/Platinumは日本人の一般的な退職者にはハードルが高すぎるという批判がありました。2025年に新設されたSilverカテゴリは:

  • 💰 定期預金がRM100,000(約350万円)と大幅に緩和
  • 📊 月額収入要件がRM5,000(約17.5万円)—年金受給者でも可能
  • ⏳ 有効期間は5年(更新可能)

日本の年金 + 少額の貯蓄で申請可能に。リタイアメント移住のハードルが大幅に下がりました。


申請手続きの流れ

Step 1: 必要書類の準備(1〜2ヶ月)

  • パスポート(有効期限12ヶ月以上)
  • 収入証明書(年金証書、給与明細等)
  • 銀行残高証明書(英文)
  • 無犯罪証明書(警察証明)
  • 健康診断書(マレーシアの指定病院)
  • 証明写真

Step 2: エージェントを通じて申請(推奨)

  • マレーシア政府認定のMM2Hエージェントを経由して申請
  • 申請料: RM500〜1,000
  • エージェント手数料: RM5,000〜15,000が相場

Step 3: 条件付き承認(3〜6ヶ月)

  • 移民局による審査
  • 追加書類の要求が来る場合あり

Step 4: マレーシアでの手続き(承認後90日以内)

  • 定期預金の開設
  • 医療保険の加入
  • ビザの発行

日本人申請者へのアドバイス

1. エージェント選びは慎重に

  • 必ずマレーシア政府認定のエージェントを選ぶ
  • 日本語対応のエージェントも複数存在
  • 手数料が安すぎるところは要注意

2. 為替タイミングを考える

  • 定期預金はRM建て。円安時に送金すると不利
  • 複数回に分けて送金するのも戦略

3. 年金の海外送金手続き

  • 日本年金機構に海外転出届を提出
  • マレーシアの銀行口座に直接振込可能
  • 日馬租税条約により、年金への二重課税は回避可能

4. 不動産購入は慎重に

  • MM2H取得後すぐの購入は非推奨
  • まずは賃貸で住んで、エリア・物件を見極めてから
  • 外国人の不動産購入最低額はRM500,000〜

よくある質問(FAQ)

Q: MM2Hで働けますか?

A: 原則不可ですが、50歳以上は週20時間までのパートタイムが認められています。

Q: 配偶者も働けますか?

A: 配偶者の就労は認められていません。

Q: 子供は何歳まで帯同できますか?

A: 21歳未満の未婚の子女が帯同可能です。

Q: 60日の滞在義務を満たさないとどうなりますか?

A: 更新時に不利になる可能性がありますが、正当な理由(医療、家族の事情等)があれば免除されるケースもあります。


まとめ

ポイント詳細
おすすめカテゴリSilver(リタイア層)or Gold(資産のある方)
所要期間準備〜取得まで6ヶ月〜1年
総費用RM10,000〜20,000(諸費用込み)
日本年金で申請可否Silver: 可能(月17.5万円以上の年金)

MM2Hは「マレーシアに住む権利」を得るビザ。じっくり準備して、焦らず申請しましょう。