キッチンは「入ってはいけない場所」と覚えると、短いボールを取れなくなります。正しくは、ネット際のノンボレーゾーンでボレーをしてはいけない、というルールです。バウンドした球を取りに入ることはできます。
この記事は、初めてダブルスをする人と、打球後の足でフォルトを取られた経験がある人向けです。2026年のUSA Pickleballルール第11節を基準に、足・持ち物・打球後の動きを順に確認します。
まず、ボレーとバウンド後の打球を分ける
ボレーは、球が地面にバウンドする前に打つことです。ノンボレーゾーンはネットの両側7フィートで、境界線もその区域に含まれます。ラインを踏んだままボレーすればフォルトです。
| 場面 | 扱い | 意識すること |
|---|---|---|
| 短い球がバウンドしたので区域内へ入って打つ | 区域に入れる | 無理に区域外から手を伸ばさない |
| 区域内に立って、バウンドする球を待つ | 区域内にいること自体は反則ではない | 次にボレーする前に足の位置を戻す |
| 境界線を踏んだままボレー | フォルト | ラインも区域の一部 |
| 区域外でボレーし、勢いで区域へ踏み込む | フォルト | 打った瞬間だけで判断しない |
反則1:足は外でも、触れているものが区域にある
ボレー時には身体だけでなく、着用・携行しているものや、選手に接しているものの区域への接触も関係します。例えば、ボレー中に落ちたパドルが区域へ触れる場面です。二人が接触しながら打つときも、パートナーの立ち位置を無視できません。
反則2:ボレーの勢いで後から入る
打球は区域外でも、そのボレーの動きが続いている間に区域へ触れればフォルトです。球がアウトになったり、相手が返球できなかったりしても、勢いの違反が消えるわけではありません。「何秒待てばよい」という数え方ではなく、ボレー後の動きが止まったかで考えます。
ボールに届きそうでも、打った後に止まれないなら、無理に伸びてボレーしない選択を練習しましょう。これは編集部の練習提案で、成功率を保証する方法ではありません。
反則3:区域から出る途中でボレーする
区域内にいた選手は、次にボレーする前に両足が区域外の地面に接触した状態へ戻す必要があります。片足だけ戻したり、区域内から跳んで空中で打ったりするだけでは、この条件を満たしません。車いす競技には別の適用があるので、立位の足の説明をそのまま当てはめないでください。
迷ったら、何がいつ触れたかを確認する
判定の確認では「球がバウンドしたか」「打つ前に両足を外へ戻したか」「打球の勢いで何が区域に触れたか」を順に言葉にします。疑問があるだけで自動的にリプレイになるわけではありません。大会では審判・主催者の手続きに従います。
次はスコアとサーブの基本、短い球を使うサードショットを読むと、区域を使う意味もつながります。
