屋外コートでは、同じ振り方でも風向きが変わると球の着地点を合わせにくくなります。最初から強く打ち直すより、風の向きと、今の球がどこへ外れたかを観察して調整しましょう。
以下は編集部の戦術・練習提案です。球速や軌道の変化を一定の割合で保証するものではありません。実際の条件では、ボール、回転、高さ、風の強さも影響します。
最初は低い球と高い球を試す
ラリーを始める前に、旗や木など安全に見えるものを参考に風向きを確かめます。相手と合意したウォームアップで、サーブ、リターン、少し高い球を順に打ち、着地点と変化を見ましょう。
「向かい風」は、自分が打つ方向に対して前から風を受ける状態です。言葉だけで決めず、相手側へ打つときに風がどちらから来るかをその都度確認すると混乱を減らせます。
向かい風:無理に短い球を追い込まない
高いロブが戻されたり、想定より短く落ちたりするなら、その変化を踏まえて狙いを選びます。ただ強く振るとアウトやネットミスを増やすこともあります。まず中央寄りの広い場所を目標にし、ラリーの中で高さと強さを一つずつ調整する方法を試してください。
相手からのロブを追うときには、後ろ向きのまま急いで走るより、身体を向けて移動できるかを判断します。届かない球を無理に追わず、ダブルスならパートナーへ早く声をかけます。
追い風:深さの余裕を作る
打球が普段より長く飛ぶように感じるなら、ベースラインぎりぎりを狙う必要はありません。狙いを内側に置き、強さと軌道を調整します。特に高い球は空中にいる時間も長いので、ロブをいつでも安全な選択と考えないようにしましょう。
強打が収まらない場面では、低めのドライブだけに頼らず、ボレーされにくい着地点を狙うドロップも比較します。どちらが使いやすいかは、その日の相手と風で試します。
横風:サイドラインの余裕を広く取る
細いストレートを何度も狙うより、中央寄りに着地点を置くほうが調整を観察しやすくなります。右へずれる球と左へずれる球を分けて記録し、同じミスが続いたら狙いか軌道を一つ変えましょう。
その日の条件を共有する
| 困っていること | 二人で確認すること |
|---|---|
| ロブが短く落ちる | 追う担当と声かけ、次は高い球を使うか |
| ドライブが長く外れる | 狙いを内側へ置くか、強さを変えるか |
| 横へ流される | 中央を優先するか、無理な角度を減らすか |
| 突風や飛来物がある | 管理者へ確認し、必要ならプレーを止める |
風のある日に屋外用ボールを使う場合も、メーカーの使用場所の指定を確認します。「屋外用は穴が大きい」と一律には判断できません。
ボールの選び方、ドロップとドライブの使い分けも参考に、その日の球で判断してください。
