米国のピックルボール人口が2,430万人に ― SFIA 2026年報告、5年連続「全米最速成長スポーツ」で若年層が牽引
米国の業界団体SFIA(Sports & Fitness Industry Association)が2026年に公表したピックルボールの単独競技レポートによると、2025年に米国でピックルボールをプレーした人は約2,430万人(24.3 million)に達した。SFIAはピックルボールを「5年連続で全米最速の成長を遂げたスポーツ」と位置づけており、その勢いはなお続いている。
このレポートの数字は、業界メディアのThe DinkやThe Kitchenなど複数の独立した媒体でも同様に報じられている。
数字で見る2025年の米国ピックルボール
- 総参加人口: 約2,430万人(2025年)
- 前年比: +22.8%(The Dink/The Kitchenの報道)
- 過去3年間の伸び: +171.8%(同)
- 2025年の新規参加者: 約450万人(同)
- 5倍超の拡大: SFIAによると参加人口は2020年の約420万人から2025年の約2,430万人へと、5年間で5倍以上に増加した
「中高年の趣味」から若年層・多様化へ
かつてピックルボールはシニア層に人気の入りやすいスポーツというイメージが強かったが、SFIAのデータはプレイヤー層の広がりを示している。
- SFIAによれば、2025年に最も参加率が高かった年齢層は13〜24歳で、若年層が成長を牽引している。
- 女性比率も2020年の38.6%から2025年には42.9%へ上昇した(SFIA)。
- コアプレイヤー(年8回以上プレー)は2020年の約140万人から2025年には約750万人へと拡大した(SFIA)。
SFIAで調査部門を統括するアレックス・カーマン氏(Alex Kerman)は「ピックルボールの成長の物語は、もはや単なる参加者数の増加にとどまらない。プレイヤー層の広がりと多様化こそが本質だ」とコメントしている。
日本のプレイヤーにとっての意味
今回のデータは米国の統計だが、世界最大の市場である米国で若年層と女性の参加が伸びている点は、日本の普及を考えるうえでも示唆に富む。国内でもJSPO承認、ワールドカップ日本代表選考、都市部の専用施設オープンなど競技環境の整備が進んでおり、裾野が広がる素地は整いつつある。米国で起きている「入門スポーツから、幅広い世代が本格的に取り組む競技へ」という変化は、数年遅れで日本にも波及する可能性がある。
まとめ
SFIAの2026年レポートは、ピックルボールが一過性のブームではなく、幅広い層に根づいた競技へと成熟しつつあることを裏づけた。米国での2,430万人という数字と若年層・女性の伸びは、この競技の持続的な成長を示す指標といえる。日本のプレイヤーにとっても、世界の潮流を知る良い手がかりになるだろう。
参考: SFIA(Sports & Fitness Industry Association)2026年ピックルボール単独競技レポート公式発表、The Dink Pickleball、The Kitchen Pickleball。数字は2025年実績・2026年公表分。情報は2026年7月15日時点。