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最新ニュース公開: 2026/8/12schedule5分で読めます

英バーミンガムのNECに屋内60面 ― 「English OPEN 2026」8月11〜16日開催、登録プレイヤー3,000人超・AIライン判定の導入も発表

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ピックルボールの国際オープン大会「English OPEN 2026」が、2026年8月11日から16日まで、イングランド・バーミンガムの国立展示センター(National Exhibition Centre / NEC)で開催されている。会場には屋内60面のコートが設営され、会場のNEC公式はこの大会を「この種の大会として最大の屋内大会(the largest indoor tournament of its kind)」と位置づけている。

展示会場3ホールを連結して60面

NEC公式の大会ページによると、使用するのはホール6・7・20の3つ。展示会用の巨大ホールを連結し、ひとつの大きなアリーナ空間として60面を並べる構成だ。

Pickleball England公式の説明では、コート表面はタイトルスポンサーの名を冠した「ProFlex」加工で、公式球はFranklin X40。コート間の通路は幅3メートルを確保し、会場中央にベンダービレッジ(用具などの出展・物販エリア)と大会運営ハブを置く。

2019年の305人から、2026年は3,000人超へ

この大会が伸びてきた速度は、主催者が公開している数字にはっきり出ている。

  • 2019年(初開催): プレイヤー305人 / 種目エントリー694
  • 2025年: プレイヤー2,350人 / 種目エントリー4,321
  • 2026年(目標): プレイヤー3,000人超 / 種目エントリー6,000超

英業界誌Exhibition Newsは2026年6月17日の記事で、2026年大会のプレイヤー登録が「3,000人超」に達したと報じている。参加国について、NEC公式は2025年大会を「45か国から2,300人超」、Exhibition Newsは「40か国超」と記載しており、数字に幅がある。

競技区分は約120ブラケット。年齢区分とスキルレベル(3.0 / 3.5 / 4.0 / 4.5 / OPEN)の組み合わせが基本で、70歳以上の種目のみ年齢区分だけで編成される。加えて、複数の年齢層が混在するチーム戦「Unity Cup」も設けられている。プロだけの大会ではなく、スキルレベル別に区切られたアマチュア部門が大会の主役という設計だ。

AIによる自動ライン判定の導入を発表

開幕前日の8月10日、インドのスポーツテクノロジー企業Stupa Sportsは、Pickleball Englandと3年契約を結び、同社がEnglish OPENの「公式データ&テクノロジーパートナー」になったと発表した。

Stupa Sports側の発表によると、提供予定の内容は次の通りである。

  • AIによるマッチ分析プラットフォーム(リアルタイムの統計とパフォーマンス分析)
  • VAR(ビデオ判定)を併用するAI判定レビューシステム(DRS / Decision Review System)
  • 完全自動のライン判定システム
  • 放送用のLEDグラフィックス(ライブスコア・選手スタッツの表示)
  • ライブ配信の制作

Stupa Sportsの共同創業者兼CEOであるMegha Gambhir氏は、テクノロジーによって審判・放送・ファンエンゲージメントの水準を高めるという構想を示した。Pickleball EnglandのKaren Mitchell氏も、この提携によって大会運営の水準をさらに引き上げられると述べている。

ただし、この提携を報じているのはインド・アジア系の媒体が中心で、いずれも8月10日の同一発表を起点としている。2026年8月12日時点のPickleball England公式大会ページのスポンサー・パートナー一覧(Proflex、3rd Shot、Court Classics、FOX、Diadem、HEAD)にStupa Sportsの名前は記載されておらず、会期中に実際どこまで稼働しているかは本記事の執筆時点で確認できていない。

自動ライン判定は近年プロツアーで話題になってきた領域だが、今回はプロツアーではなく、国内連盟が主催するアマチュア中心の大規模大会に導入されようとしている点が目を引く。

観戦とチケット

Pickleball England公式では、家族・友人向けの観戦パスと、チャンピオンシップコートの座席(チケット販売はAXS経由)が案内されている。NEC公式のイベントページはチケット価格を10〜25ポンドと記載しているが、「TBC(未確定)」の注記が付いている。

なお、NECへの会場移転が決まった時点で、Pickleball EnglandのKaren Mitchell氏は「English OPENをバーミンガムのNECキャンパスで開催することは、イングランドのピックルボールにとって画期的な瞬間だ」とコメントしている(Exhibition News)。会場側のNEC Campusでも、Deputy CEO兼Managing Director of ExhibitionsのSarah Harvey氏が開催を歓迎するコメントを出している。

日本のプレイヤーにとっての意味

日本からの参加者については、今回の取材時点で日本語・英語いずれの情報源でも確認できなかった。それでも、この大会が国内のプレイヤーに示す論点は3つある。

  1. アマチュアが主役の大規模大会という形式: 約120ブラケットをスキルレベル別に編成し、6日間で回す。プロの興行ではなく参加型イベントを最大化する設計は、国内の大会運営にも参考になる。
  2. 屋内60面という規模感: 展示会場を借り切って一時的に巨大なコート群をつくる手法は、常設施設の数が限られる環境でも大会規模を確保できるやり方だ。
  3. 判定テクノロジーの下方展開: 自動ライン判定やAIスタッツが、トップツアー以外の大会にも降りてこようとしている(今大会は導入が発表された段階)。

参考: Pickleball England 公式サイト、NEC(National Exhibition Centre)公式サイト、Exhibition News(2026年6月17日)、The Bridge(2026年8月10日)、Pickleball News Asia。情報は2026年8月12日時点のものです。

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