初めてのコートで大切なのは、上手な球を打つことより、周りの人が安心して同じ時間を使えることです。公式ルールと、その会場だけの運営方法を分けて確認すると、戸惑いを減らせます。
この記事は、個人参加の練習会、サークル体験、初めての大会に行く人向けです。以下の声かけ例は編集部の提案です。施設の掲示や主催者の説明を優先してください。
到着したら、受付と参加方法を確認する
「初参加です。どこで順番を待てばよいですか」と聞けば、交代の方法、荷物の置き場、用具の貸出を一度に確認しやすくなります。ラリー中のコートを横切らず、通行が必要ならプレーが止まるまで待ちます。
コートの外に待機列がある会場でも、パドルを並べる方式、時間制、勝者が残る方式などは会場ごとに違います。インターネットで見た交代方法を、その場の共通ルールだと思わないようにしましょう。
スコアは、打つ前に全員へ聞こえる声で
通常のサイドアウト方式のダブルスは「サーブ側の得点・相手の得点・サーバー番号」を伝えます。最初は0–0–2ですが、以後のサイドアウトで新しくサーブ権を得た側は第1サーバーからです。毎回第2サーバーから始めるわけではありません。
聞き取れなかったときは、次のサーブ前に「今のスコアをもう一度お願いします」と確認します。競技中にスコアを理由としてラリーを止めるときは、2026年ルール6.Fの条件があるため、気軽なやり直しと混同しないでください。
ライン判定は、見えたことを短く伝える
通常のセルフジャッジでは、自分側に落ちた球について責任を持って判定します。はっきりアウトと判断できない球はインとして扱い、声か手の合図で速やかに知らせます。ダブルスの二人でインとアウトが食い違った場合は、そのチームの判定はインです。
判定が気に入らないからといって、観客の意見を集めて決めたり、勝手にリプレイにしたりはできません。大会なら審判への確認手続きに従い、練習会でも主催者が決めた運営方法を確認します。
隣のコートへ球が入ったとき
球を追って突然隣のラリーへ飛び込むと、プレーヤーとぶつかるおそれがあります。球の位置を知らせ、プレーが止まってから回収します。自分の球が隣へ転がったときも、声かけと回収を担当しましょう。
用具を借りたら傷や破損を伝え、返却先へ戻します。拍手や声で良いプレーをたたえれば、パドルを地面やネットへ打ち付ける必要はありません。
初心者同士なら、始める前に三つだけ合意する
- スコア方式と何点で終了するか。
- 交代のタイミングと、時間が来たときの終了方法。
- 迷った判定を誰へ確認するか。
相手に求められていない長い技術指導も、楽しい時間を止めることがあります。「アドバイスを一つ伝えても大丈夫ですか」と聞いてからにしましょう。
