パドルの商品説明にはT700、raw carbon、textured carbonなどの言葉が出てきます。素材の名称だけで「必ずスピンが多い」と決めず、繊維の種類、表面の仕上げ、パドル全体の設計を分けて読みましょう。
T700は完成したパドルの性能名ではない
Torayの資料ではT700SやT700Gなどの炭素繊維が別の製品として示されています。T700という表示は材料を読む手がかりですが、その名称だけで完成したパドルの耐久性、反発、スピンを比較できるわけではありません。
繊維を使った複合材には樹脂や積層などの構成があります。「ローカーボンだから樹脂を使わず、裸の繊維そのままで打つ」という説明は適切ではありません。
raw carbonと表面の仕上げを区別
「raw carbon」は商品説明で使われる呼び方です。各社の製法や表面の仕上げがすべて同じであることを保証する共通規格ではありません。メーカーがそのモデルについて何を説明しているかを読みます。
| 見る情報 | 分かること・限界 |
|---|---|
| 繊維グレード | 使用材料の説明。打球性能全体の順位ではない |
| 表面処理 | メーカーが説明する仕上げ。実測スピンとは別 |
| 厚さ・重量・形状 | 操作感を比較する条件。素材表示と合わせて見る |
| 認証 | 特定基準への適合。自分に合う性能の保証ではない |
スピンは同じ条件で試す
商品名だけからRPMを推定したり、「通常カーボンの2倍」と言ったりするには、条件をそろえた測定が必要です。当サイトはこの記事でその試験を実施していません。
試打では同じ球と打ち方でサーブやドライブを打ち、軌道、深さ、ミス、握りやすさを確認します。強い回転が出た一球だけでなく、狙った場所へ続けて返せるかも選ぶ材料です。
2026年10月の認証変更を読む
USA Pickleballは、新規提出パドルに対して2026年10月1日から2,100RPMのスピン上限を適用する方針を発表しました。これはプレーヤーの一球ごとの回転数を大会で測るという意味ではありません。
また、以前に認証された全パドルがその日から一律に使えなくなるという発表でもありません。実際の使用可否は現在のモデル別認証と参加大会の規定を確認します。
手入れもメーカーの方法に従う
研磨、薬剤、表面を削る処理などを自己判断で行わないでください。清掃方法や使用できるクリーナーは、そのモデルのメーカー案内を確認します。レンタル品を清掃・加工する場合は施設の許可が必要です。
具体的な商品はパドル一覧、厚さの比較は14mmと16mmの選び方、認証変更は2,100RPM試験の対象へ進むと確認できます。
