米プロツアー「APP」、2027年に賞金総額を倍増の300万ドルへ ― 大会数も10→12に拡大、全大会でライブ配信も4日間フル化
米プロツアー「APP」、2027年に賞金総額を倍増の300万ドルへ ― 大会数も10→12に拡大、全大会でライブ配信も4日間フル化
米国発のプロピックルボールツアー「APP(Association of Pickleball Players)」が、2027年シーズンに向けた大型拡大方針を発表した。ツアーの公式サイトで公開された発表によると、APP Tourのプロ部門の賞金総額を2026年の150万ドルから2027年には300万ドルへと倍増させる。あわせて、米国内で開催する大会数も2026年の10大会から2027年は12大会へ増やし、全大会で4日間の全日程ライブ配信を行う体制に強化するという。
賞金倍増と大会拡大の中身
発表によれば、2027年に新たに2大会が追加され、米国内で年間12大会体制となる。追加される2大会の個別の大会名や開催都市は今回の発表時点では明かされておらず、2027年APP Tourの全スケジュールは2026年第3四半期中に発表予定としている。放送面では、これまで一部日程に限られていた配信を、2027年は全大会・全4日間にわたるライブストリーム配信へと拡大する方針も示された。
APPは発表時点(2026年に入ってから)で男女合わせて70人近くのプロ選手と契約しており、今回の賞金倍増はこうした所属選手層の拡大に対する投資という位置づけになる。
創業者「プロピックルボールの将来への確信」
APP創業者のKen Herrmann氏は発表の中で次のようにコメントしている。
「我々のプロ賞金を倍増し、APP Tourを国内外で拡張し、より多くのライブストリーム放送を追加することは、プロフェッショナルピックルボールの将来とAPPの強さに対する確信を明確に示しています」
さらに、選手への投資の意義について次のように述べている。
「アスリートは私たちが行うすべての基礎です。健全なプロスポーツには意味のある競技機会とパフォーマンスに報いる構造が必要です。今回の投資は、それを実現するためのもう一つの重要な一歩です」
(原文は英語。日本語は同社発表を要約・翻訳したもの)
国際展開はAPP Asia Tourとアライアンス経由で継続
今回の発表では、米国内の大会拡大に加えて、APPが主導的な立場を担う「GPA(Global Pickleball Alliance)」を通じた国際展開の継続にも触れている。発表文では、APP Tour・APP Asia Tour・GPAを合わせると、世界のプロ選手に年間50大会以上の出場機会を提供しているとしている(地域別の内訳は発表文に記載なし)。APP Asia Tourは既にマレーシアのペナンオープン(2026年7月22〜26日開催、22カ国から1,386エントリー)などアジア各地で大会を展開しており、今回の米国内投資拡大が今後のアジア方面の大会編成にどう波及するかも注目される。
参考: APP(Association of Pickleball Players)公式サイト発表(2026年8月3日付)、同社公式LinkedInアカウント投稿(2026年8月3日付、同内容)、APP公式ペナンオープン大会レポート(theapp.global、2026年7月)