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大会レポート公開: 2026/7/28schedule5分で読めます

【大会レポート】KINTO宇都宮APPアジア予選2026 ― 海外出身勢が5種目の優勝を独占、女子ダブルスは日本勢が準優勝で健闘

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栃木・宇都宮で国際予選大会が開催

2026年7月10日(金)〜12日(日)の3日間、栃木県宇都宮市の日環アリーナ栃木で「KINTO Utsunomiya APP Asia Qualifier 2026」(連盟公式サイト表記では「KINTO APP ASIA Qualifier Series UTSUNOMIYA 2026」)が開催された。主催は一般財団法人ピックルボール日本連盟(Pickleball Japan)。国際ピックルボールツアーAPP(Association of Pickleball Players)が展開する「APPアジアツアー」の一戦で、実施カテゴリーはプロ男女シングルス/プロ男女ダブルス/プロミックスダブルスに加え、一般カテゴリー(19+/35+/50+)、車いすダブルス、車いすユニファイドも同時開催された。プロ部門の賞金総額は200万円。大会形式は金曜にシングルス、土曜に男女別ダブルス、日曜にミックスダブルスという構成だった。

なお本大会は、2026年8月30日〜9月6日にベトナム・ダナンで開催される「Pickleball World Cup 2026」に向けた日本代表選考大会も兼ねている(詳細はこちらの既報記事を参照)。

結果:海外出身勢が5種目の優勝を独占

※以下の結果は、現地取材した米Forbes誌(Todd Boss記者)の記事に基づく。連盟公式サイト・APP公式サイト・大会運営プラットフォーム等を確認したが、本稿執筆時点で他媒体の結果報道は確認できていない。

男子シングルスは上位シード対決となり、18歳のマウロ・ガルシア選手(Mauro Garcia、スペイン)がフロリダ出身のジェイク・バウアー選手(Jake Bower)をストレートで下して優勝した。

女子シングルスは上位シードのボビー・オシロ選手(Bobbi Oshiro)が優勝。第1ゲームを落とす苦しい展開からの逆転で、シエ・ユーチエ選手(Yu-Chieh Hsieh、台湾)を下してのタイトルだった。

ミックスダブルスはボビー・オシロ&ケヴィン・ウォン(Keven Wong)組が優勝。準優勝はデイビッド・ビーガー&ローラレイ・シングサンク(David Bieger & Lauralei Singsank)組。

男子ダブルスは第4シードのケヴィン・ウォン&ダニエル・ムーア(Daniel Moore)組が優勝。同ペアは準決勝で第1シードのウィル・ウィンビッシュ&ロマン・エスタレハ(Will Wimbish & Roman Estareja)組を破る波乱を演じ、決勝ではジェイク・バウアー&デイビッド・ビーガー組(もう一方の準決勝でマウロ・ガルシア&サントシュ・ナラヤナン〔Santhosh Narayanan〕組を下して勝ち上がった)をストレートで下した。

女子ダブルスは、ブルック・レブエルタ&ニコラ・スクーマン(Brooke Revuelta & Nicola Schoeman、スクーマン選手はオーストラリアの選手)組が優勝。準優勝は第1シードのボビー・オシロ組だった。

準優勝ペアの日本人選手について

Forbesは女子ダブルス準優勝ペアの一方を"Fukunaga Hinano"と表記している。日本語表記・経歴から、育成プロジェクト「Pickleball X」の選抜選手である福永雛乃選手(ふくなが ひなの)とみられる。同選手はテニスで全日本ジュニア選手権・国体出場の経歴を持ち、「PPA Tour Australia Gold Coast」19+女子ダブルス4.0以上優勝、「PPA Tour Asia Sansan FUKUOKA OPEN 2025」ベスト16、2025年の日本代表選考会優勝などの実績を積んできた選手である。なお本稿執筆時点で、本大会(宇都宮)への出場・準優勝を報じた日本語資料は確認できていない。

福永選手が選抜選手として参加する「Pickleball X」は、ダニエル・ムーア選手を中心に有志メンバーによって立ち上げられ、Sansan株式会社が運営事務局を担う日本発のピックルボール育成プロジェクト。今大会の男子ダブルスで優勝したダニエル・ムーア選手自身が同プロジェクトのコーチ陣の一人でもある。ムーア選手は元全米チャンピオン(9度)で、2015年に長野県へ生活拠点を移して以降、日本国内でのピックルボール普及活動に長年取り組んできた人物でもある。

日本代表選考の行方

ピックルボール日本連盟の公式発表によれば、本大会の結果に基づき、ダナン世界大会に向けた男女シングルス・ダブルス・ミックスダブルス各種目の日本代表選手が選考される予定とされている。本稿執筆時点(2026年7月28日)で、選考された代表選手の詳細な発表は確認できておらず、続報が出次第あらためて紹介したい。

APPアジアツアーはこの後、マレーシアでの「Leapmotor APP Asia Penang Open 2026」へと続いている(詳細はこちらの既報記事を参照)。


参考: Forbes(Todd Boss記者)、PR TIMES(ピックルボール日本連盟プレスリリース)、APP(Association of Pickleball Players)公式サイト、PR TIMES(KPI株式会社・2025年5月31日)、ピックルボールワン、Sansan「Pickleball X」公式サイト、Sansan Pickleball Club note記事群、pickleball.com/PPA Tour Australia選手プロフィール(情報は2026年7月28日時点)

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